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#103 炉心にあるフェルト

ちぎれた断熱材のせいで原子炉の冷却水路が詰まる可能性がある。

 

1992728日、スウェーデンのバルゼベック原発において、小さな漏洩口が原因であやうく大規模事故が起こりかけた。漏れ出た水が断熱素材を引き裂いて、細い繊維が吸引フィルターを詰まらせたのだ。そのフィルターを使ってポンプで水を原子炉にもどすことになっていた。

 「泥沼フィルター」はほかの原子炉の中でも、緊急時に原子核を冷やす妨げとなっていることが判明した。さらに実験によって不安なことが示されている。とりわけ細い繊維はフィルターを通り抜けて原子炉の中心まで入り、そこで一つのフェルトを形成し、細い冷却水路を詰まらせるというのである。

 2008年の終わりに原子力安全委員会は、問題を根本的に解決するための長年にわたる試みが失敗したことを明かにした。にも関わらず、原発は可動し続けている。

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