〈ハンブルクでの生活~初めの3ヶ月~〉
私は10月からドイツの北部の都市,ハンブルクで留学生活をスタートさせました。最初は「海外!ヨーロッパ!オシャレ!」と完全に観光客気分。街行くドイツ人にすら「うわ!背が高い!カッコいい!」なんて思っていました(笑)しかし、留学がただの遊びでないことはすぐに思い知らされます。私の最初の3ヶ月の心境はこんな感じです。
●心境の変化(あくまで私個人の気持ちです)
~1か月目~
*とにかく住民登録、学生登録、など生活基盤を作ることに追われる。ドイツ語が理解できないのでドイツ人の助けがないと何もできない。
*世界中の留学生と一斉に受けたドイツ語の試験で下から数えた方が早いスコアだったことにショックを受ける。(しかもばっちり張り出された。泣)結局、一番基礎クラスを受けることに。
*何もかもが1からのスタート。スーパーでの買い物にもびくびくするし、駅もカフェも違う。いつドイツ語で話しかけられるかわからなくてびくびくする。
*パン屋さんで気の強いお姉さんにふてぶてしい接客をされて傷つく。(ドイツにはサービス精神などそもそもありません。笑)
~2か月目~
*授業や大学の流れはわかるように。ただ自分の無力さに毎日落ち込む。(日本の友達に連絡しまくる日々。でも時差が邪魔する。笑)
*こっちの友達が増えてきて週末も遊ぶように…♪
*初めてベルリンへ!そして寮の生活も慣れてきた!(ルームシェアしてます)
~3か月目~
*やっとなんとなくドイツ語が分かる!(質問されてるか、怒られてるのかとか。)
*自分の最低限の主張ができるように。でももっと話したい!っていう気持ちが歯がゆい。
*ドイツの脂っこい食事や固いパンも自分なりにおいしく食べれるようになった!
*クリスマスマーケットの賑わいに癒され、ドイツ旅行もできた☆
*いつになったらドイツ語がしゃべれるようになるのか不安になる。
とザッとまとめてみました。私だけでなく、周りの日本人もほとんど何かしらの文化の違いや言葉の壁にぶつかって悩んだり、ショックを受けたりしています。でも留学ってそういうもんだって思います。その国の楽しい部分しかわからない間はただの旅行であって、その国の住民として住むとまた違う側面も見えます。ニュースひとつ見ても、ドイツが関心を持っているトピックスは日本のそれとはまったく違います。だからドイツが抱える問題も日本と違って当たり前です。そうやって新しい国で新しい体験や考え方に触れて、日本だけのものの考え方に捉われないこと、それが私が最初に留学して気づいたことでした。