ドイツ連邦議会選挙の結果と未だ色濃い東西の違い

 

ドイツ連邦議会選挙の結果が出ましたね。
投票率は前回2009年より若干上がり71,5%。
メルケル氏がシュタイブリュック氏をそのまま抑え勝ちました。
ただ、連立のパートナーであったFDPが議席獲得に必要な5%を下回り
連邦議会から去ることに。。。
CDUはほぼ過半数を取る大勝利であったものの連立パートナーなしという
なんとも微妙な立ち位置で、どこと連立を組むのかに注目が集まっています。
Linkeはまず組まないはずなので、SPDと大連立かもしくはGrünen。
世論はSPDとの大連立の方が若干優勢みたいです。

反ユーロを掲げていたAfDも5%には届かず。
とは言え、FDPとほぼ同じ4,7%の票を獲得。
ただ、かなりFDPから流れた票が目立っていたところをみると
FDPの明暗を分けたとも言えるかもしれませんね。

得票率は次のとおり。(%)
CDU/CSU 41,5
SPD 25,7
FDP 4,8
Linke 8,6
Grünen 8,4
AfD 4,7

興味深いのは東と西ではこの%がガラっと変わってしまうこと。
西側の州ではCDUがやはり強く、FDPも5%以上票を獲得できている傾向にありますが
東側の州ではLinkeの支持率がかなり高く、例えばテューリンゲンでは23,4%、
ザクセンアンハルトでは23,9%です。FDPは3%にも満たないところが多いですね。
ハンブルクはまた特徴的でSPDの方がCDUよりも得票率が高いです。各州ごとの得票率

Tagesschauの特集ページで他にも詳しいデータが載ってます。
興味のある方は覗いてみてください!

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