こんにちは!
連載すると言っておきながら1回目からぱたりと止まっておりました。
やるやる詐欺といわれても仕方ありません。すみませんでした。
まだ読んでくださる方がいると信じていますが、第2弾をお送りしたいと思います。
今回は「住居」です。
ロンドンは物価が高いとよく言われるなか、特に住まいに関することはまったくその通りです。
社会人でもいわゆるルームシェアは珍しくなく、いかに月額の生活コストを抑えるかにみんな躍起になっています。居間と別にベッドルームがついている部屋をFlatと呼び、日本で言う「ワンルーム」タイプのものはStudioと呼ばれています。よい物件はすぐなくなってしまうので、文字通り争奪戦といっても大げさではないと思います。
それにしてもロンドンの家賃の高さには驚きます。
ポンドが高いからという理由もありますが、広さと家賃を比べると東京よりも高いのは間違いないでしょう。ロンドンでFlatを借りる場合は月額30万円なんていうのも珍しくありません。
イギリス北部の街、Derbyに友達を訪ねていった家が、自分の家賃より安いと知った時は、文字通り、涙が出そうでした。私の1 bedroom flatに対して、彼は2階建て7部屋ある一軒家でした。。。
ですので、高いのはロンドンだけという様子です。
実際に最近、ニュースでロンドンとその他の街の家の価格がこの20年で最大の開きになったと報道されていました。
もうひとつ、タイムリーにわかりやすい画像を見つけたのでご紹介します。
これは世界の街の情報を発信しているあるサイトが発表した地図です。
ロンドンの地下鉄のマップをもとに各駅で1 bedroom flatを借りた時の平均的な値段を表しているのですが、先ほど書いた状況がすぐにおわかりになると思います。
中心部であるゾーン1周辺なんかは、怖くて見ることができません(笑)
さて、実際に契約して住むまでですが、日本と違ってこれもおもしろい経験です。
私の場合は不動産屋さんをいくつかまわって契約しました。
ローカルの店、日系の店、いろいろとありますが、ローカルの店はまずは物件を見る際は現地集合です。
たださえ地理がわからないのでこれは鍛えられました。
到着後は実際の部屋を内覧するのですが、基本的にはまだ前の住人がいる間に入りますので、良い意味でも悪い意味でも生活観丸出しです。
気に入った場合は、前金を払って「オファー」を行います。これが大家さんに「借りる意思があります」と伝える役目を果たしています。
オファーを受けた大家さんは借主がどんな人かを吟味して、問題ないようならOKの返事が返ってきて契約へと進みます。
そうです、大家さんは応募してきた複数人から借主を選べるのです。実際に私の今の部屋も、ある人がNGとなった結果だったと聞きました。
少し話がそれますが、こういった事情もあるせいか、こちらのテレビでは住まいにまつわる番組がしょっちゅう放送されています。
日 本のビフォーアフターのような改築番組や、田舎暮らし、どこが実際一番住みやすいか?を調べるもの、ちょっと過激なものでは家賃を滞納している人を差し押 さえる現場をドキュメンタリー風に収めたものなどバラエティー豊かです。蛇足ですが、今回のタイトルもこちらの番組のなかのひとつです。
そんなこんなで、ロンドンに着てからの住宅パニックは無事乗り越え、私の部屋も現在は住み始めて半年が経ちました。
ようやく勝手がわかる「都」といった感じです。
来年になって家賃が上がらないかびくびくする毎日は変わらず続いていますが(笑)
こちらにいる間はせっかくなのでいろいろと各地へ出掛けてみようと考えてはいますが、これを書いてみて、のんびりと家で自分の時間を過ごすのも貴重な時間だなと思ったロンドンでの週末でした。
次回はお待たせしました(?)、ロンドンの「食」についてご紹介します!
参照元:
https://www.thrillist.com/lifestyle/london/london-underground-rent-map