ウラン鉱山だった地域の再開発には10億というコストがかかります。-それもその地域の再開発が可能であればの話
ウラン採掘は莫大な廃棄物を残していきます。有毒な放射能汚泥でいっぱいの湖に放射能を帯びた瓦礫でいっぱいの山。それらは1000年以上も地下水、飲み水を脅かし、大気を汚染し、健康を害するのです。採掘会社はウラン鉱山でかなりのお金を稼ぎます。しかし保護対策と再開発対策にかかる負担の大部分を負うのは一般市民です。
アメリカでは一つのウラン鉱山での汚泥廃棄に10億ドル以上の税金が使われます。そして旧東ドイツ時代が残したウラン採掘場の再開発に合わせて65億ユーロかかるのです。旧東ドイツ時代の低い放射能基準値に基づいて作業することで節約して、この金額です。ウラン採掘が行われている多くの国々がこのような再開発費用を払う余裕がありません。