放射能基準値の範囲内でも人体に影響が出ることは、黙認されています
原 子力施設からの放射性物質排出許容量は、今日でもいまだに、「平均男性」を基準にして算出されています。「平均男性」とは、若く、健康で、体の丈夫な人物 が想定されています。高齢者、女性、児童、乳幼児、胎児などが、部位によっては明らかに放射能の影響を受けやすいという事実は、考慮されていません。
国際基準、国内基準いずれの数値の範囲内でも、国民の人体にある程度の影響が出ることは黙認されています。それというのも、『原子力計画の拡大』のために、裁量の余地を確保しておきたいからなのです。