原子力発電所から排出される温かい排水は、魚の酸素を奪います
原子力発電所は、エネルギーを浪費しています。原発が排出する33度にも達する排水は、とりわけ河川を高温にしてしまいます。川の水温が上がると、魚は二重に酸素を奪われることになります。
ど ういうことでしょうか。もともと、温かい河水は冷たい水と比べ、含まれている酸素量が多くありません。さらに高温の水中ではより多くの植物や微生物が死滅 するので、それらが腐敗する過程でさらに多くの酸素が奪われることになります。そのため、魚が呼吸するための空気が足りなくなってしまうのです。