原子力発電所は、自動車50台分にも満たない保険でしか保障されていません。
ドイツの原子力発電所において、最大想定規模を超える事故が起きた場合、その健康的・物理的・経済的損害は25~55兆ユーロにも上ります。これは1992年、自民党率いる経済省の依頼により行われた専門的判断に基づき、株式会社プログノスが算出した予想被害額です。
ところが、原子力発電所に掛けられている賠償責任保険は、全ての運営会社の保障額を合わせても25億ユーロ、つまり想定被害額の0.1パーセントにしか満たないのです。なんと原発の駐車場に停めてある自動車50台のほうが、原発そのものよりも良い保険に入っているというわけです!