実験処分場アッセは20年後には水没します
1967 年から1978年にかけて、原子力企業や研究所は、キャニスター12万6千個分もの放射性廃棄物を、ほぼ無償で『実験処分場』アッセⅡに処分しました。か つて岩塩鉱山であったこの場所は、専門家によって数千年は浸水の恐れはないと言われていましたが、たった20年後の現在、毎日1万2千リットルもの水が横 坑内に流れている状況です。
またこの間に、初期のキャニスターから放射性物質が漏れ出し、鉱山施設が倒壊する恐れが出てきました。
大 規模な地下水汚染を回避するためには、全ての廃棄物を一旦外へ取り出さなければなりません。40億円にものぼると言われる対処費用はもちろん、危機の原因 を生みだした張本人たちではなく、税金を納める私たちが負担しなければならないのです。このために、2009年CSUとSPDは特別に原子力法令を改訂し ました。
アッセⅡは公式には、ゴアレーベンの岩塩地層に計画されている大規模処分場の『プロト計画』とされています。