マリ体験記 第二章
・体罰
マ リでは、道端で子どもがたくさん遊んでいます。バンバラ語を教えてもらったり、高い高いをするとすごく喜んでくれたりと、どの子もすごくかわいかったで す。でもちょっと気になったのは、よく「シノワ!シノワ!」とからかわれることです。
シノワというのは中国人という意味で、東洋系の顔だとそうみなされる ようです。普段は無視するか、「日本人だ!」っていうぐらいで済ますんですが、あるとき2人組の子ども(小学一年生ぐらいかな)か ら足元につばを吐きかけられ、これは注意せねばと追いかけていると、騒ぎになってしまい、親がでてきて謝らせてくれました。その後に親がその子たちにさせ てた罰なのですが、こんな感じでした。その2人が向かい合い、両手でお互いの耳を持って、そのままスクワットをするのです。怒られてべそをかきながら。 ちょっと面白かったです。
・すごい腹痛
7月4日の日記にこんなことが書いてありました。
うんこが固体である幸せ
お腹が空いてる幸せ
気持ちが悪くない幸せ
この前の3日間、僕の生涯で前代未聞の腹痛と下痢に見舞われました。熱は出なかったのですが、意識が朦朧とし、吐き気にも見舞われ、なぜか手足も金縛りにあったように動かなくなったりと、なかなか大変でした。郊外の病院(外国人御用達のところなので、けっこうしっかりした病院です)に行くと、心配していたマラリアとか肝炎ではなく、ただの食あたりだろうとのことでした。生きて帰ってこれたことに感謝です。