マリ体験記 第四章
バナナ売りのおばちゃんとあかちゃん
・食べ物について
食 べ物は屋台や食堂で買います。マリは昔フランス領だったせいか、たいていのお店にはフランスパンが売っています。朝はいつもそれに近くのおかず屋さんで肉 団子や揚げバナナ、ポテト、たまねぎとかをはさんでもらって食べてました。肉は羊肉か牛肉が多く、炭火でしか調理しないので結構ぜいたくなおいしさです。 お米もメジャーで、昼に行く食堂ではにハヤシライスみたいなソースのごはんとか、ザメというオレンジ色のピラフみたいのが人気です。ザメの中には、ゆでた 魚や野菜(なす、山芋、キャベツなど)をたくさん入れてくれるのでお勧めです。ラマダン(断食月)だった8月はなぜかザメを売ってくれなくなったので、野菜を求めて朝市場によく行きました。
結婚式で出てくる、たらいにもられたザメの写真
地べたや椅子の上におき(テーブルはないです笑)、数人で囲んで手で食べます。
・マリ人の挨拶
マリ人「アニソゴマ(おはよう)
僕「ンバー、アニソゴマ(ああ、おはよう)
マリ人「エラシラ?(よく寝れたか?)
僕「トロシテ(うん、大丈夫だよ)
マリ人「エカケネ?(元気か?)」
僕「トロシテ(元気だよ)
マリ人「コカイ?(調子は?)
僕「トロシテ(いい感じ)」
マリ人「ソモゴウベディ?(家族は元気か?)
僕「トロシテ(元気だよ)」
この後は僕の番になるのですが、同じことを聞くので省略します。ここまでが挨拶です。長いです。答える方は、「トロシテ」(問題ない、という意味)と 言っておけば大体OK。ちなみにこのマリ人とは知り合いでも何でもなく、ただの通りすがりの人、という設定です。知らない人相手でも家族の安否を聞くのが マリ流のようです。ちなみにマリ人同士だと挨拶はもっと長くなります。このあと「子供は元気か」とか「お父さんは元気か」「お母さんは」「お姉ちゃん は」・・・しまいにはかけあいが歌みたいにリズムとメロディーを持ってる、ということもあります。普段からこうやって訓練してるから、リズムをとるのがう まいのでしょうか。