わたしが“語学”する理由
わたしの専攻は、ドイツ語。
だから大学4年間、必死に(?)ドイツ語圏の文化を学ぶためにドイツ語を勉強してきた。
ただ、そのきっかけが何かといわれたら、ある航空会社にあこがれて、そこで働きたくて、始めたというだけで。
まぁ、物事のきっかけなんて思い出せないのがふつうで。
何を言いたいかというと、その結果、何が生まれたかっていうことで。
とにかく、テストが最悪な点数で、先生にびっくりされたり、
汚いスラングを使って、いつもは穏やかな先生にひどくしかられたり・・・
そんな4年間だったのですが。
それでも、ドイツ語のおかげで、日本語だけでは出会うことのできなかったものに、
沢山めぐりあいました。
ドイツ語を学ぶ様々な年代の方や、世界中の人たち、
おもしろい詩、衝撃的な演劇、信じられない美学・・・
つまり、私にとってドイツ語は、私の世界を広げてくれた、大切なパートナーであり、きっとこれからも素晴らしいものを運んできてくれる存在。
だから、毎日少しでも、きちんと“お手入れ”してあげたいし、
綺麗に磨き続けてあげたいと思うし、
最近では、やっと私らしい形になってきた私のオリジナルドイツ語を誇りに思いたい。
そう、語学ってきっと、その人の目になり、鼻になり、手になり足になり・・・
新しい世界を運んできてくれるもの。
語学はツールっていうけれど、その語学をちょっとでもどこかで使ってみたら・・・
きっかけはなんでもいいし、理由もなんでもいいんだけれども。
知らない言語を学ぶこと、学ぶ、というかちょっとでも知ってるだけで、
世界ってすっごおおおおおおおおおく広くなる!
だから、というわけでもないけど。
この春を機に、新しい語学をまなんでみたり、したらいいかもしれません。