明日6日はシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州議会(der Landtag)の選挙です。ドイツでは本当に選挙がアツイ!若者だって大騒ぎ。バーなんかでも大学生たちの議論の的なんです!2009年の連邦議会選挙では投票率70,8%。去年、日本で大きな話題となり注目された大阪市長選挙でさえ、投票率60,92%というのだからドイツ人の選挙に対する意気込みは凄い。
以前もブログで注目していた海賊党(Piratenpartei)。今回も目が離せません。前回のベルリン州議会選挙ではなんと8,9%を獲得、今回の世論調査(die Umfrage)でも支持率が9%まで上り詰めています。どんどん力をつけてはいますが、その分、政策に中身がないとか、決断力がないとか、最近ジャンジャカ叩かれてる様子。ただ他の党が騒ぐ理由はそれだけではありません。海賊党が票を伸ばすことで左翼党(Die Linke)は票を奪われ、更に、他の党にとってもいつもどおりの連立政権の確立が難しくなっているから。世論調査ではキリスト教民主同盟(CDU)と自由民主党(FDP)で36から38%。ドイツ社会民主党(SPD)と緑の党(Die Grünen)で43から45%に留まりどちらももう1党必要になっている状況なんです。そんな中、ヴォルフガング・クビッキ(Wolfgang Kubicki)代表で少し息を吹き返しているFDPはCDU、Grünenとの連立、通称ジャマイカ連立(シンボルカラーがCDU・黒、FDP・黄色、Die Grünen・緑なので)を組みたい様子。
海賊党がどこまで得票を伸ばすのか、
ボロボロの自由民主党(FDP)がどこまで巻き返せるのか、
連立政権はどう組まれるのか!!?
見どころ満載のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州議会選挙。お見逃しなく!
こんな感じで日本の選挙も熱くなって欲しいものです。
参考