この発表をした後の僕の感想。
「インドネシア語って、めっちゃピジンっぽい!」
です。
僕は4年ほど前に、インネシ語に没頭していた時期がありました。インネシ語って、上のピジンの特徴①~⑤っぽいものを備えているのです。
①単数/複数の区別は名詞に現れない。また、動詞は、人称、数によって変化することはない。
これ、完全に当てはまります。たまにその単語の繰り返しで複数を表わすことがあるぐらいです。
②動詞は、時制やアスペクトの区別をするために変化することはない。文修飾語や助動詞によって時制やアスペクトを表す。
これも当てはまります。他動詞や自動詞をつくる接辞とかがつくことはあります。
③be動詞などの繋辞を欠くことが多い。
これも当てはまります。adalahというbe動詞っぽいものがありますが、普段は使いません。
Ini buku. というだけで、「これは本です」となります。
④語彙が小さい。1つの単語がカバーする意味内容は広く、文脈によってどの意味か明らかになる。また、同一の単語がいくつかの品詞として機能する。
これはあまり当てはまりません。語彙の多さはインドネシア語はすごいです。ただ、例にある繰り返し言葉はとても多いです。Sama-sama, gadogado, kirakira など。キラキラは「およそ、だいたい」という意味です。日本語も繰り返し言葉多いですよね。
⑤発音は簡略化される。語彙の多くは優勢語であるヨーロッパ語から来ているが、発音の難しい音や音連続は、それより発音の容易な音に取って代わられる
どこでもある程度はそうなのかもしれませんが、インドネシア語は外来語の発音をかなり大胆に変えちゃいます。
Coffee→ copi
Telephon →telepon
Mathematics→ matematika
Action→ aksi
という感じです。
なんでこんなに似てるのか、というのを考えてみました。すると、インドネシア語は出自的にピジンに似ているということに気付きました。
そもそもインドネシアという国は、1万8千以上の島から成り、世界一といってもいい多様性を持ちます。言語も様々で、国としても新しく、統一の際にマレー語がインドネシア語として採用されたのです。このピジン的な特徴は、みんなに受け入れられやすいコミュニケーションツールとして発達したが故の、必然的な成果なのではないか・・・
そんなことを考えました。
真偽は不明です。もし興味があれば調べてみて下さい!