#104 貝と葉っぱ

植物の残骸でもメルトダウンを起こしうる。

 

冷却システムの一部が詰まって停止したせいで、アルザスにあるフェッセンハイム原発は2009年の末に非常停止しなければならなかった。ライン川から流れてくる大量の植物の残骸が、循環冷却の配管組織の奥深くまで入り込んでいたのである。原子力監督官庁は非常事態の指導部を召集した。その少し前にローヌ川から流入した漂流物がすでにクルアス原発の冷却システムを麻痺させていたのだ。

 もっと厄介なのは貝類(シジミ)である。その小さな貝は遠く東方から持ち込まれ、さしあたり中央ヨーロッパの川でかなりの速さで増殖した。その小さな幼生はあらゆるフィルターを通り抜けてしまった。スイスの原発では作業員がなんとか高圧洗浄機を駆使して対応している。アメリカでは1980年に甲殻類のせいですでに原発の一つが運転停止となっている。