ロンドン日記 No.4  [ナショナルギャラリー]

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今回は美術館つながりということで、ナショナルギャラリー。
こちらは絵画の美術館。お気に入りの美術館です。トラファルガースクエアという立地のよさもあり頻繁に行きました。こちらももちろん入場無料。館内に椅子がたくさんあるのでぼーっと座ってられます。絵を見るもよし、人間観察もよし、雨宿りするもよし。
ゴッ ホ、ゴーギャン、マネ、モネの有名どころから名無しの作品まで様々です。こちらも数がたくさんあるので何度も行って是非お気に入りの絵を見つけてくださ い。大英博物館然りですが地元の人がたくさんいます。とくにこちらは小学生がツアーが美術館のスタッフとともにツアーをしてます。会が一枚一枚の説明や作 者の意図なんかを聞いたりしてます。絵画から歴史や宗教、物事の考え方を学んでいくんでしょうねなんともうらやましい環境だな、と思います。

 
例 えば、一枚の大きな絵があります。まだ若くてきれいな女性が目隠しして2人の男性に導かれています。後ろでは泣き崩れる女性が2人。実はこの若い女性はこ の後殺されます。その直前の絵です。当然のようにかわいそうにと私は思いました。一緒に行ったイギリス人がかわいそう?と聞きました。もちろんyesと答 えました。でもその人は言いました。確かに彼女が殺されるはかわいそうだが、この絵には見えないところでもっとたくさんの人々が死んでいるんだよ。1人の 犠牲で多くを救うことができることもあるんだよ。とのこと。そういわれると確かにそうだなと思いました。そんな見方をしたことが無かったので衝撃的でし た。目の前に移っていることがすべてでは無いんですね。作者の意図ももしかするとそこだったのかも。。なんて気もしてきました。色々な見方がありますね。 彼も小さい頃から絵画等に触れてきたからこその考え方なのかしら?と思うとやっぱりうらやましい環境だなと思うのでした。
大英博物 館ほど広くないのですべて廻ってみることができます。本当にいい所なので是非是非訪れてみてください。もちろん外のトラファルガー広場も楽しんでくださ い。たくさんの人がのんびりくつろいでます。それと、個人的にクリムトが好きなのですが知る限りナショナルギャラリーには1点しか彼の作品がありません。 他にもあったよというのをご存知の方がいたら教えてください。よろしくお願いします。
写真はなぜか夜のナショナルギャラリーとナショナルギャラリー前。奥に見えるのは近くの教会

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