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マリ体験記 第三章 ー自分で稼いだ1000セファー

マリ体験記 第三章

・自分で稼いだ1000セファ

金曜日ごとにデンバフォリ(お母さん祭り)、日曜日ごとにコニョフォリ(結婚式)がそこらじゅうで開かれます。マリではジェンベを1日1時間だけ習っており、祭りならタダで何時間も叩けるので、いつも太鼓の先生が仕事で行くのについていって伴奏をさせてもらってました。

デンバフォリもコニョフォリも参加者は女性だけで、僕らの叩く太鼓に合わせて2時間~6時間ぐらい、歌ったり踊ったりします。太鼓叩きは5人ぐらいが普通です。途中で参加者同士、謎のお金のやりとりがあります。1人がお札を何枚も用意していて、それを参加者に配っていく、という感じです。そのときに太鼓叩きは配り主に近づき、「お金ちょうだい」というアピールをします。そのときに運が良ければお札がもらえて、太鼓叩きの収入の一部になります。チップみたいなものですね。僕もたまにチップをもらうんですが、いつもは後ろに控えている太鼓の大先生(サールといいます)に一旦回収されて、祭りが終わった後で再分配されます。再分配のときは僕はもらえません。まあ、叩かせてもらえるだけでありがたいので、別に文句は言いません。

 ある日のこと。サールの弟子の一人、セクバがこそこそしながら僕を呼びだして、「太鼓を叩かせてやる」と言いました。彼のバイクに乗せてもらって行ってみると、何とそこはデンバフォリ(お母さん祭り)の会場でした。太鼓叩きは僕とセクバの2人だけです。セクバはドゥンドゥンという、バンドで言ったらベースみたいな太鼓を叩くのですが、演奏の進行を司るのはジェンベの方です。曲を始めたり、終わらせたり、おばちゃんを躍らせるソロを叩いたり・・・などなど。この役割をするジェンベ叩きをソリストといいます。ソリストを本場でやらされるのははじめてだったのですが、なんとかこなして、怒涛の2時間が過ぎました。チップは6000セファ(1200)たまりました。セクバはその中から1000セファをくれて、「サールには黙っとけ」と言いました。僕はどうやら彼の内緒のお小遣い稼ぎの手駒にされたみたいです。デンバフォリのおばちゃん達は僕のジェンベで満足してくれたのか。セクバの企みはサールにばれなかったのか。僕は責められないだろうか。と、いろんな不安がありましたが・・・

それはさておき、これを機にセクバがよく2人きりでデンバフォリに連れて行ってくれるようになりました。いつものと比べて、結構割りのいい収入だったんだと思います。サールにばれなくてよかったです。

Moja

 

 

 

結婚式で太鼓を叩かせてもらってるとこ

 

立ってやることがほとんどですが、このときは座っています

 

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