#9 限られた埋蔵量

ウランの埋蔵量はすでにこの数十年の間に尽きようとしている。

 

世界中の埋蔵量が豊富で着手可能なウラン鉱床はもうすぐ尽きてしまう。

同じ量のウランを採掘するためにはより多くの岩石を動かさなければならない。

これによってコストは嵩み、環境汚染がひどくなる。

それでもこのまま今知られている埋蔵量のウランをすべて採掘したとすると、

現在の440の原発を45年から80年動かすに値する。

もし、もっと多くの原発が作られるとすると、

もっと短い期間で使い尽くすことになる。

#116キャンパスにおける爆弾の材料

ミュンヘン工科大学が兵器級ウランを保有している ~ 彼らの原子炉用の燃料として

 

国際的抗議をものともせず、ミュンヘン工科大学が研究用の原子炉を固守している。その原子炉は燃料として兵器級の強濃縮ウランが必要である。400キロもの強濃縮ウランがキャンパスに保有される。15キロだけでも素人ですら原子爆弾を製作できる。

使用済核燃料でさえ核兵器を作ることができる。ミュンヘン工科大学がそんなに危ない排出物をどこで処理するのかというと、あまり費用費用をかけて安全対策がされていないアーハウスのカストル倉庫である

#93ウランに関わる紛争

原子力産業のウラン強欲が紛争を煽る

 

数十年前からアフリカ諸国のウラン埋蔵はそこの紛争の要因の一つである。原子力発電所が増えるほど、ウラン依存が高まる。ウランはすでに昔から投機の対象になっているのだ。欠乏すると、以前石油に関わる紛争が始まったように、ウランに関わる紛争も発生するであろう。

#92ウランの弾薬

 

ウラン濃縮の排出物が放射性弾薬として使用される

 

アメリカ軍を始め、諸国の軍隊が劣化ウランの弾薬を使用している。衝突すると噴霧し、爆発し、周辺を汚染する。放射性粒子が兵士や民間人に大きく健康障害を起こす。一方、軍は極めて密度の高いその物質の非常に高い貫通力を主張しており、原子力産業は放射性排出物の安いコストの「処理」によって利益を得ているのである。

#91格好な標的

原子力発電所が標的である。

 

数万人の人を傷つけたり殺したり、そして広い地域を住むに適さなくしたりするためには、原爆が必要ではない。原子力発電所を襲撃するだけでよかろう。

政府主催の極秘フライトシミュレーション実験では、被験者がジャンボジェットを原子力発電所に向けて操縦しようとした。成功率が50%を占めた。「原発へのテロ攻撃を考慮に入れざるを得ない」と連邦刑事局が判断している。

#90汚い爆弾

原子力発電所の放射性物質が汚い爆弾の製作のために悪用される可能性がある

 

放射性核分裂生成物の少量でも、在り来りの爆薬と混ぜると、いわゆる「汚い爆弾」が造れる。その爆弾が爆発すれば、核分裂生成物が噴霧し、分布し、周辺を更に放射能で汚染する。すなわち、汚い爆弾の脅威が非常に高い。

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韓国語のジニ先生による韓国、韓国語がテーマのブログです。

ドイツから帰国したあと、私たちは翻訳チームを結成しました。 ドイツの脱原発運動を日本で身近なものにするために。 第1回のプロジェクトとして私たちが着手したのはシェーナウ発電所(Elektrizitätswerke Schönau)の『原発に反対する100の理由』(”100 guten Gründe gegen Atomkraft”)の日本語翻訳です。  (こちらのリンクからドイツ語の原文が見れます。 -WrackAbのみなさん、どうもありがとうございます!) ....